痛みの少ない虫歯治療を心がけていますgeneral

大阪府柏原市にある「まえだ大人こども歯科」では、痛みの少ない虫歯治療を心がけております。また、できるだけ歯を削らないように配慮しています。虫歯は一度感染してしまうと治療しない限りは治らないため、早い段階で歯科医院へ通うようにしましょう。

痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療

当院では、虫歯治療に伴い感じてしまう痛みに配慮するために麻酔処置を行っております。具体的に以下の3つの工夫をして麻酔処置を行っております。

表面麻酔
麻酔注射を粘膜に刺すときには、チクっとした痛みを感じます。そこで、当院では麻酔注射をする前に粘膜へ表面麻酔を塗り、歯茎に注射針が刺さったときの痛みを軽減させます。
麻酔液を温める
麻酔注射で使用する麻酔液は普段常温保存されています。これを、そのまま注射すると身体は異物と感じることがあり、それが痛みの原因になります。そこで、当院では投与する前に麻酔液の入っているカートリッジを体温に近い37度近くまで温めて使用しております。
細い針を使用
麻酔注射をするときの注射針は細ければ細いほど、刺入時の痛みが軽減できます。当院では、33Gという歯科で使用する麻酔針の中で最も細い注射針を使用しております。
電動麻酔器を使用
麻酔液は一定のスピードと圧力で注入すると痛みを感じにくいです。そこで、当院では麻酔液を一定のスピードで注入できるように電動麻酔器を導入しております。

できるだけ歯を削らない治療

できるだけ歯を削らない治療

歯は一度削ってしまうと元には戻りません。
当院では、虫歯治療をする際にはできるだけ歯を削らないよう努力をしております。
また、初期の虫歯に関しては、削る箇所を最低限にし「ドックスベストセメント」という薬で治す虫歯治療も行っております。

薬で治す虫歯治療「ドッグスベストセメント」とは?

薬で治す虫歯治療「ドッグスベストセメント」とは?

ドッグスベストセメントとは、歯の自然治癒力である「再石灰化」を促す薬剤を使用する虫歯治療法。アメリカで生まれた、新しい発想の治療法です。アメリカでは公に認められ、すでに臨床の場でも標準的に行われつつありますが、日本では残念ながらまだ薬機法の認可が下りていません。
この治療法でも最低限虫歯菌に侵された部分を削る必要はありますが、従来の治療法とは比べ物にならないほど、削る部分は少しで済みます。

ドッグスベストセメントのメリット・デメリット
メリット

従来の虫歯治療では虫歯菌に侵された部分を中心に大きく削り取る必要があり、重度の虫歯になると神経を取り除かざるを得ないケースも多くありました。「神経を取る」という行為は、その歯の寿命を縮めてしまうだけでなく、周囲の歯にも悪影響を与えることにつながります。

ドッグスベストセメントでは薬剤を使って歯の自然治癒力を引き出すため、重度の虫歯の場合でも神経を取り除かずに治療できる可能性が飛躍的に広がります。しかも、通常2~3回の通院で治療が完成します。歯をあまり削らなくていいため、お子様や痛みが苦手な患者様にもおすすめできる治療法です。

デメリット

日本においてはまだ薬機法の認可が下りていないため、自費診療になることが最大のデメリットです。また、すべてのケースでまったく削らずに済む、神経を取り除かずに済むというわけではありません。さらに、虫歯がかなり進行してしまった場合は受けていただけない可能性もございます。

ドッグスベストセメントに関して気になる事などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

虫歯の原因

虫歯は主に3つの原因が合わさることで発症します。

細菌
口腔内にいる虫歯の原因細菌が活発になっていると虫歯になりやすいです。また、ブラッシングをしないなど、プラークコントロールができていないと虫歯ができやすくなります。
歯質
虫歯菌に対して負けない歯質があると、虫歯になりにくいです。歯質はフッ素によって強くなります。歯質を強くするためにも、フッ素含有の歯磨き粉を使用するようにしましょう。
虫歯菌の栄養分である糖を多く摂取すると、虫歯菌の活動性が強くなります。

虫歯の進行

虫歯は次のように進行していきます。

エナメル質虫歯

エナメル質虫歯

歯の表面の組織であるエナメル質だけが虫歯に侵されている状態です。痛みはなく、定期検診でなければ発見できない大きさです。

象牙質虫歯

象牙質虫歯

エナメル質の下層にある象牙質にまで虫歯が進行している状態です。歯の神経に近くなるため、冷たいものがしみるなど痛みが起きます。

神経まで達した虫歯

神経まで達した虫歯

虫歯菌が象牙質を通過して歯の神経にまで達した状態の虫歯です。この状態になると、何もしていなくても痛みを感じます。

神経が死んでしまった虫歯

神経が死んでしまった虫歯

虫歯が進行して歯の神経が死んでしまった状態です。歯質はほとんど溶けてしまい、歯の根っこだけが残っているため「残根状態」と呼ぶこともあります。